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キービジュアルもないのにアニメ化発表してみた。
キービジュアルもロゴもない・・・
だと?

【序論】

このレポートではTVアニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」のアニメ化発表から放送開始まで本作がどのように情報を伝えていくかをレポートするものである。

本項はその第一歩としてアニメ化決定の初報に含まれるべき情報とその伝達手段についてまとめた上、本作が選んだ手法について論じていくこととする。


【本論】

2019年現在、新作アニメの制作本数は増大の一途を辿っており、多くの作品についてアニメ化を発表するだけではファンの元に情報が届かないという課題が発生している。この課題を解決するため、作品側は情報を整理し効率よく情報を伝達していく必要がある。

■伝えるべき情報
・ロゴ・キービジュアル
・放送・配信情報
・制作・スタッフ・キャスト情報

■伝える方法
初報は作品ホームページに上記の情報を掲載すると共に「PR TIMES」等のプレスリリース配信サービスを通じて様々なメディアに情報発信を行い、アニメ誌やニュースサイト、個人ブログやキュレーションメディアにピックアップしてもらうことを目指す。

この際、連載中のマンガや小説などを原作とする作品の場合、書籍内で告知を行ったり帯付を付加することで効率よく作品のファンにアプローチを試みるケースが多いようだ。

また、その後の続報を発信するため、ほとんど全ての作品で公式ツイッターの運用を行う。その場合、アカウントは原作の公式アカウントとアニメの公式アカウントを同一のものとする「同一型」と、原作とアニメを別にする「個別型」に大別される。どちらのパターンであっても、1人でも多くのファンに情報を届けるため、フォロー&リツイートキャンペーンを行うなどしてフォロワー数増を目指すことになる。

■本作の場合
「COMICメテオ(フレックスコミックス)」に連載中の当作品「理系が恋に落ちたので証明してみた。」についても、2019年1月の原作5巻の発売に合わせてアニメ化の発表を行う運びとなった。しかしながら、本作においては2019年1月時点においていずれの情報も確定してはおらず、伝えるべき情報が揃わないままにアニメ化発表だけを行うこととなった。

そのため、情報がなければ、情報を公開していく手順そのものを情報として公開していくことでアニメ化告知は成立するのではないかという仮説を立て、それを証明していくこととする。


告知手法についてはホームページへの掲載、プレスリリースの発出を行なった上、原作とアニメを同一とする「同一型」でのツイッターの運用を行う。制作現場に対するフィールドワークを行い、情報を収集しながら以下のスケジュールで初報で伝えることができなかった情報を順次公開していく。

告知手法についてはホームページへの掲載、プレスリリースの発出を行なった上、原作とアニメを同一とする「同一型」でのツイッターの運用を行う。制作現場に対するフィールドワークを行い、情報を収集しながら以下のスケジュールで初報で伝えることができなかった情報を順次公開していく。

・2019年2〜3月
「ロゴ・キービジュアルの発表」
制作プロデューサーと制作チームをインタビューし、ロゴ・キービジュアル制作工程をレポートする。

・2019年4〜6月
「キャスト発表」
キャストオーディションをレポートすると共にキャストへのインタビューを実施。

・2019年6月〜
「放送・配信情報発表」
深夜アニメの放送・配信情報についてレポートする。


【結論】

・理系が恋に落ちたので証明してみた。はテレビアニメ化を決定した。
・アニメ化の発表のみ2019年1月の新刊発売に合わせて実施。以後の情報は制作工程と共にレポートを作成。
・2019年6月に向けて、ツイッターを活用しながら情報を開示していく。

理系のプロモは既成の概念に囚われない!

提出日:2019年01月09日